コーヒーのハンドドリップで使用するお湯の温度を温度計なしで準備できる?実験してみました。

以前、レギュラーコーヒーを淹れる時のお湯の温度がコーヒーの味に影響するという記事を書きました。

じゃあ、その温度でコーヒーを淹れてみよう…ってなります。
で…その温度のお湯を準備はどのように準備しますか?

引き出しを開けるとそこには温度計があるということならば、いいですが…

温度計がない場合…

どうする?

温度計がない場合なんて、いつでも起こりうることです。

今回はそんな「コーヒーを淹れる」ときのために、求めている温度のお湯を準備することができるのか実験しました。

目次

目標の設定

80~95℃の範囲内の温度で目標温度の±2℃以内のお湯を温度計を使わずに調達することを目標にしました。

思い付いたアプローチの方法としては、一度お湯を沸騰させて湯温を100℃にしてから徐々に求めている温度まで冷却します。下げる温度は冷却時間で決めます。

加熱中に泡などの状態から湯温を見極め、適度な温度でドリップポットに移すアプローチも考えましたが、加熱中の湯温を見極めるのはとても難易度が高いと思い、却下。

そうなると欲しいデータは下記の2点。

  1. 沸騰したお湯をドリップポットに移すと湯温は何℃になる?
  2. ドリップポット中で冷却する時の湯温の下がる速度は?

実験計画

◆準備したもの

  • やかん
  • ドリップポット
  • 温度計(80〜100℃が測れるもの)
  • タイマー

◆実験手順

  1. 沸騰させて100℃の約1Lのお湯を作りました。
  2. ドリップポットに移してタイマーをスタートし、その時のお湯の温度を記録しました。
  3. 棒でお湯をかき混ぜながら湯温を測定し、湯温が94℃から92℃,90℃…80℃(2℃毎)になった時間を記録しました。
  4. 1〜3の操作を3回繰り返しました。

◆その他条件
ある程度条件を固定しないと結果があまり安定しないので、以下の点を固定操作にしました。

  • 外気温はエアコンで21℃に設定した部屋の温度としました。(その時の外気温は記録します。)
  • ドリップポットはその部屋の温度にしばらく置いておいたものを使用しました。(間違えても冷凍庫でキンキンに冷やしたものを使用したりはしません。)
  • やかんからお湯をドリップポットに移す時、できるだけやかんの注ぎ口を水面近くまで近づけて勢いよく注いぎました。(間違えても1メートルくらいの高さから注いで喜んだりしません。)

結果

Run1Run2Run3
移動直後温度96.2℃96.1℃96.0℃
94℃経過時間1:241:191:17
92℃経過時間2:192:162:17
90℃経過時間3:413:153:16
88℃経過時間5:014:254:23
86℃経過時間6:135:385:34
84℃経過時間7:357:006:52
82℃経過時間9:138:338:17
80℃経過時間10:5710:1110:03

考察

  • 沸騰したお湯をドリップポットに移した直後の湯温は意外と再現性が良好だった。
  • 低い温度ほどバラツキは大きかった。
  • Run2、Run3で安定したことから、かき混ぜ方が冷却速度に影響すると推測。
    つまり、かき混ぜ方が安定すれば比較的思い通りの温度のお湯を調達できそう…
  • データ数も少ないし、あまり確率や統計といった学問はよくわかりませんが、±2℃以内は入る…たぶん。かき混ぜ方が安定すれば精度は高くなる…たぶん。
目標温度平均時間-3σ+3σ
94℃1:201:091:30
92℃2:172:122:21
90℃3:242:394:08
88℃4:363:325:40
86℃5:484:436:52
84℃7:096:008:17
82℃8:417:1410:07
80℃10:238:5611:51

結論

沸騰したお湯をドリップポットに移し、かき混ぜながら上表の平均時間冷却すれば、相当する温度±2℃以内のお湯を得ることができる。
ただし、容器の種類やかき混ぜ方、外気温などで精度が変化するので注意するが必要。

最後に…

今回はコーヒーを淹れる時、温度計なしでどのようにすればどれくらいの温度のお湯を調達することができるか実験しました。

今回の実験をして思ったことは…

それなりに精度よく決められた温度のお湯を調達したいと思ったら、温度計を準備するか、温調機能付きドリップポットを準備した方がいい(笑)

断言してもいい…

今回はこのことを気づくための実験だったと思います。

簡単にお湯の温度は下がりますし、簡単にバラツキます。
例えば今回の実験で使用したものとは異なる器具を使用するだけで同じ結果にはならないんじゃないかと思います。
希望する温度にするのはとても難しいのです。

それでもどうしようもない時に参考にしてもらえたら幸いです。

好みは人それぞれ、あなた好みのコーヒーと出会えますように…

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